日本植物画倶楽部札幌巡回展報告 |
08:41 |

いよいよ札幌巡回展も本日が最終日となりました。

ネムの花

コウライテンナンショウ

あけびの蔓が美しく細密に描かれています。

私の作品「マツヨイセンノウ」など・・・
作品総数128点 ・・・! 見ごたえがあります。
世間には「植物細密画は生物の記録的な要素としてのカテゴリーに類するのであって芸術ではない」などと、妙にきっぱり言い放つ人々も居るようなのですが、
このような作品群を間近に見てさえそんなふうに云える人は少ないと思います。
何故ならば、ぼんやりと気楽に適当に気を抜いて描けるような簡単なものではない、
気迫や技術の高さが作品群から伝わって来るからです。
これほどの技術と観察眼を持ちながら、ボタニカルアートの作家達は偉そうに芸術家然と振舞ったりしません。
野に咲く花の如くに静かに、淡々と植物や作品そのものにじっくり向き合う堪え性がある人々です。
(そういう点は私には、揮発性だらけの野心的な芸術家たちより好感が持てます。)
いずれ、こうした静謐な世界が認められ、独自性だけを探求する芸術一般の作品群と同じく価値が見出される日が来るのかもしれません。
ともあれ、落ちついた画面の中に作家達の気骨を感じた時空でした。
今回の展示の中では「帰化植物」(外来植物)の特別コーナーもあります。
見なれた雑草の中には近年になって爆発的に生息範囲を広げたものも多くあります。
植物学の見地からも意味深い展示内容でした。
日本植物画倶楽部札幌巡回展報告



















